2019/09/30
マインドフルネスを始めるに当たって、お願いがあります。
失敗するのが当然です。自分を責めないでください。
いよいよマインドフルネスの練習に入りますが、最初にお願いがあります。
これからいろいろな実践方法を伝えていきますが、「練習に集中できないで、すぐ他のことに注意がってしまう」、「ボディスキャン瞑想をすると眠ってしまう」、等、実践方法がまともに行うことが出来なくなって自分を責めるようになってしまいます。
だいたい、人間は多くの雑念を抱きながら生きているものなので、集中しようとしても雑念がわいてくるのが当然なので、そのまま受け止めればよいのです。
疲れていれば、おとなしくしていると寝てしまうのが当たり前です。その時は自分は疲れているのだと思って、優しくしてあげてください。
日本では子供のころから「がんばれ」とか「努力しろ」とか「一生懸命になれ」とか言われ続けてきて、それが出来ないとダメな人間のように思われてきました。そして、自分でもダメ人間と思うようになって、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
しかし、マインドフルネスを続けると、「頑張ることが出来ない」、「努力しても続かない」、「一生懸命になれなくて、すぐ飽きてしまう」のが人間本来の姿なのに『気づく』(←この『気づき』がマインドフルネスの目指すところです)ようになり、自分を責める代わりに、そうできない自分が愛おしくなって、大切なものに変わります。
元になる「ヴィパッサナー瞑想」にしてもお釈迦様が、6年もの苦行の末編み出したものですから、そう簡単にマスターできるものではありません。
でも諦めずに続けていけば必ずあなたの今いる世界が、変わっていくのが分かると思います。
1日一歩、1~2分の呼吸瞑想から、初めてみてください。
自己肯定感とは
日本人は「自己肯定感が低い」と言われています。では、「自己肯定感」とは何でしょう。
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)と同じ意味あいで用いられる。
引用ウィキペディア
正直に言って、自分でも何のことか分かりません。
しかし、「こんなのも分からない自分はダメな人間だ」「自分は価値がない」と自己否定する前に、「自己肯定感」は「自己否定」の反対のことを言っているのだと『気が付け』ば落ち込む必要もありません。これがマインドフルネスです。
本の若者は自己肯定感が低い
下の表は内閣府が、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成25年度))の結果です。
諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低い。(図表1,図表2)
そのほかには
諸外国と比べて,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低く,つまらない,やる気が出ないと感じる若者が多い。(図表3,図表4)
諸外国と比べて,悲しい,ゆううつだと感じている者の割合が高い。
これだけ見ていると、日本の将来は大丈夫かと思いますが
となって、7ヶ国のトップに立っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
引用 内閣府
上の1~5までの図表で、「今の若者はどうしようもない」と思っていたあなた、14の図表を見て「でも、日本のために何かしたいと考えていることは、素晴らしい」と思ったことに『気が付いた』時、あなたはマインドフルネスになっているのです。そして、若者たちに対しての見方も変わって来ています。
日常生活での『気づき』をどんな時でも、意図的にできるようにするのが、マインドフルネスの練習です。
お釈迦様が広めた「ヴィパッサナー瞑想」は、別名「気づきの瞑想」とも言われています。
自己肯定感のチェックシートがあります。こちらのサイトでチェック出来ます。