マインドフルネスの活かし方

幸せになるには、お金よりも心を変えることが大事です

第19章 日常生活での「気づき」を、確実なものにする

time 2019/07/17

第19章 日常生活での「気づき」を、確実なものにする

気づいていない「気づき」に気づく

また、「訳の分からないことを言う」、とお思いでしょうが、普段の生活の中で、結構自分の心に気づいている時があるものです。

今回は、そのちょっとした「気づき」を確かなものにします。

今までは、意図的にマインドフルネスになる練習をしてきました。

もし、あなたが仕事で大失敗して、クヨクヨと考え落ち込んでいたとしましょう。自分がクヨクヨと考えて落ち込んでいることに、ハッと気づいて、

「済んでしまったったことは、悩んだって仕方がない。もう考えないようにしよう。」

と思っても、また元に戻ってしまいます。

あるいは誰かと喧嘩した後で、

「怒鳴るのを止めようと思っていたが、また、やってしまった。」

と、我に返ってハッと気づくことがあります。

このハッと気づいたとき、心の中では「今・現在」の自分を第3者の目で眺めています。つまりマインドフルネスの状態で、ただ眺めて状態です。

ところが、この瞬間的なマインドフルネスは長続きしません。

すぐに仕事で失敗したこととか、腹の虫がおさまらないことの方に、心が行ってしまいます。そして後で後悔をして、自分を責めるようになるのです。

この瞬間的に起きるマインドフルネスを、強化しようというのが今回の目的です。

ネガティブな感情から抜け出す

始めて自転車に乗る人は、すぐにひっくり返ってしまい、うまく運転できません。それと同じで、マインドフルネスがどのような状態であるか知らない人には、マインドフルネスなっているかもどうか分かりません。

幸いこの文章を読んでくださっている方は、マインドフルネスの時の状態が分かっていると思います。

そこで怒っている時や、クヨクヨしている事に「気づいた」と感じたら、すかさず「気づき」又は「マインとフルネス」とラベリングして、自分の心が自動運転でそれ以上進んでしまうのを、ストップさせます。

そして冷静になったところで、改めて考えなおせばよいのです。

自分の心が自動運転になっているのに気が付かないでそのままにしていると、どんどんと事態が悪化してしまい、その挙句には自分自身を責めるようになってしまいます。そしてネガティブな思考が進んでしまい、自己嫌悪を起こし、自分はダメ人間だと思うようになり、自己肯定感も低くなってしまいます。

ネガティブな思考は敵か?

ネガティブな思考に気がついた時には、

「しまった、ネガティブな思考をしてしまった」

と思いがちです。人は皆ネガティブな思考をしてしまうことは、悪いことだと考えるので、次に来るのが

「ネガティブな考えを持ってしまったのは、悪いことだ」

となり、自分を責め、自己嫌悪に陥ってしまうことになります。

そこでもう一度「第5章 準備編 その1 自分を責めないで」を見直してみてください。

人というものは良いことより、悪い方に考えを持って行きやすくできています。したがって何かまずいことが起きたら、ついネガティブな方向に進んでしまうのです。

だから、ただ自分がネガティブな思考をしていると「気づく」だけで十分です。

「気づい」たらどうするかは

第13章 マインドフルネスな思考 その1 「気づく」

第14章 マインドフルネスな思考 その2 「手放す」

に書いておきました。

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